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2023-06

「ドイツZDF福島のウソ」は 辛すぎる力作だ

ドイツのこの動画は日本のマスコミがやってこなかったことを,短時間であまりにするどくえぐりだしている。



http://www.dailymotion.com/video/xpisys_yyyzdf-yyyyyyy_news

特筆すべきは以下の部分だ。

この動画の中で元総理の管氏もインタビューを数回,多分10数分にわけて証言している。

また米国カリフォルニアに飛び3.11の地震以前から原発にかかわっていた,メーカの技術者の証言もとっている。それは以前からの東電は事故やトラブルを隠してきており,それを政府や原子力ムラが隠ぺいし,技術者達の訴えを退けてきたという事実だ。地震や津波は大きな引き金ではあったけど,いつ起こっても不思議はなかったということを彼は伝えている。

今の4号機の状態。知らない人にはあまりに恐ろしい事実だろう。そして,必ずや近く来るであろう関東の地震に関する,地震学者のおそるべき発言。

心を動かされるのは,ここまでつきすすんでしまった責任をとるべきと,最後まで逃げない心で,原発の最前線で今も命を懸けて処理作業にかかわってくれている専門家である下請け会社の社長や部下達。自分達がいなくなったら(死んだら)専門の技術者がいなくなってしまうことへの懸念をもらす目に涙を感じたのは私だけだろうか。手を合わせてしまいます。本当にごめんなさい。と。

原子力ムラから反原発の動きだと認定され,結果として無実の罪を着せられ,政界を追いやられた元福島知事佐藤栄作久氏の証言。方々からの圧力を受け,部下の数人が自殺し今なお,意識不明の人もいるという証言。

現在の東電の処理作業に携わっている,担当者へのインタビューもすごい。打つ手を持たないことを充分に見せてくれる,情けない応対ぶりもしっかり見とどけてもらいたいものだ。

日本人よ,優れたドイツ人に目を覚まさせてもらってくれ。

松本市長の菅谷 昭氏が3選になった

この方は原発事故では当初からすぐれた発言をされており,市長でありながら,この人の発言は国にもっと影響を与えてもらいたい一人だ。こういう人が日本には紹介しきれないほどいるのだ。

 なおこの方は医師で,チェルノブイリ原子力発電所事故の放射能汚染により甲状腺癌患者が急増していたベラルーシで医療活動を行った経験を有し、菅谷の活動はNHKのプロジェクトXでも紹介された。なお、放射能に汚染された地域で約5年間生活していたため、菅谷氏自身も胃がんを患っている。

なんとか金融新聞(!)←ちょっと微妙な新聞社だ。のインタビューにこたえる形の最近の発言は以下のとおりだ。


http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html 

聞き手 編集局長 島田一
――福島の原発事故から1年。この間の政府の対応を振り返って…。
菅谷 今年1月、日本政府は原発事故の放射能汚染問題や健康被害の情報を得るために、チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナ共和国と協定締結方針を定め、続いて2月には隣国のベラルーシ共和国とも協定を結んだ。私としては、「やっと、か」という思いだ。私は福島で原発事故が起きた当初から、放射能汚染の問題についてはチェルノブイリに学び、チェルノブイリから情報を収集することが大事だと訴え続けていた。また、原子力安全委員会は今年2月に、ようやく原発から50Km圏内の全戸にヨウ素剤を配布すると提言したが、私は事故直後からヨウ素剤服用の重要性を説明し、さらに服用に関しては、基本的には被曝する前に摂取しなければ効果が低いということも言ってきた。遅きに失したが、チェルノブイリ原発事故を知る現地の研究者たちと交流を始めたことで、政府内には治療方法や汚染の詳細データ、原発事故による健康や環境への影響についての情報が出回り始めたのだろう。私としては、なぜ、それをもっと早くやらなかったのか、正直大変に驚いている。結局、政府はいざという時の対応が全く出来ていなかったということだ。
――まだまだ伏せられている情報がたくさんある…。
菅谷 汚染マップなどが一般公開されなければ、国民は情報を得ることが出来ず、正確な判断が出来ない。中でも私が心配しているのはストロンチウムについての情報だが、仮に政府がその情報を持っていて、敢えて表に出さないのであれば、それは隠蔽だ。また、甲状腺がんを引き起こす原因となる放射性ヨウ素の汚染マップも出されていない。今、手に入るセシウム汚染状況を見るだけでも、放射性ヨウ素に汚染されている人が予想以上に存在するのではないかと心配している。そもそも日本では、放射能汚染基準として世界中が採用しているチェルノブイリ基準を採用していない。これも驚くことだ。さらに、「シーベルト」という単位と「ベクレル」という単位を平行して使っているということも、色々な判断を行う際に混乱を招いている一つの原因だと思う。出来れば「ベクレル/平方メートル」で統一すべきだ。1年前から私がずっと叫んでいたこのような声が届いたのか届かないのか分からないまま、1年が経ってしまった。この間にも放射能汚染地域に住んでいる方々は被曝し続けていると思うと、いたたまれない思いだ。
――国に現場の声を拾う姿勢があまりにも乏しい…。
菅谷 政府が対策委員会を開いても、結局、メンバーの中に放射能災害の現場が分かっている人がいなければ話は前に進まない。実際に参考人として招致される学者の先生方は、ほとんどが本当の事故現場を知っている訳ではなく、机上の空論だ。そして、目下、出てくる情報は予想を遥かに超えて汚染が酷い。8月末に文部科学省が一般公開したセシウムの汚染マップ(※図1)は、それだけを見ても普通の人ではわからないが、今回私が特別に作成したチェルノブイリ事故10年目の放射能汚染図(※図2)と比較すればいかに酷いかが分かるだろう。今回の事故で放出された放射性物質はチェノブイル事故の時の10分の1~2程度と言われていたが、この図を見ると、むしろ福島の方が汚染度合いは高い。事故当初に米国が80Km圏内を避難区域としたのも当たっていたと言える。結局、政府はこういった事実を知らず、若しくは知ってはいても何も分からないまま、すべての判断をしていた訳だ。私は、この図で青色に塗られた地域に関しては、せめて子どもたちだけでも避難させたほうが良いと思う。実際に、こういった真実が徐々に住民に伝わり始めたことで、最近では自主的に福島から移住する人たちが増えてきている。チェルノブイリの低染量被曝地で起こっていることを知れば、それは当然の選択だろう。
――一方で、川内村では帰村宣言が出されたが…。
菅谷 村長さんの気持ちも分からないではない。福島県では昨年、約30人の方々(村長も参加)がベラルーシとウクライナを視察されたようだが、そこで誰もいなくなった汚染地域の町や村を目の当たりにして、絶対に自分の村をそのような状態にしたくないとお考えになったのだろう。そして、野田総理も住民の帰還を復興の重要課題に掲げ、除染を早く終えて、軽度の汚染地域には住民を戻すように指示している。しかし、それは汚染の深刻さが全く分かっていない行動だ。ベラルーシでは原発から90km地点の軽度汚染地域と指定されているモーズリ(私も住んでいた地域)でも、子どもたちの免疫機能が落ち、風邪が治りにくくなったり、非常に疲れやすくなったり、貧血になるといった、いわゆるチェルノブイリエイズの症状が出ている。併せて、早産、未熟児等の周産期異常も増加している。そこで福島でモーズリに相当する汚染地域をこの図で比較してみると、福島市や郡山市も含まれていることがわかる。すこし大袈裟と言われるかもしれないが、この辺りに住み続けた子どもが、将来チェルノブイリエイズと同じような症状を発症する可能性も否定できないということだ。
――国策として汚染地域から移住させることを考えるべきだ…。
菅谷 国策として移住させるシステムを作らなければ、自主避難出来る家庭と、出来ない家庭が出てくる。私が知っている情報として、福島では避難していない家のご両親がお子さんから、「なぜうちは避難しないの」と聞かれて、「うちは事情があって」と答えるしかなく、非常に切ない気持ちになっていると聞いている。そうであれば、国策としてせめて子どもたちだけでも避難させるべきだ。汚染された地域に住むことが、妊産婦を含め、子どもの健康にとって良くないことは、実際にチェルノブイリの汚染地域で25年間を過ごした子どもたちの現状から見ても明らかだ。ただ、移住させる際には、コミュニティがくずれないように、地区ごとや学校ごとにまとまって移住させるような配慮が必要だろう。

――移動費用として一家族あたりに4000万円を払ったとしても、災害復興費用の23兆円には到底届かない。除染よりも強制移住にお金を使った方が遥かに効果的では…。
菅谷 国は、除染に過度に期待しすぎていると思う。安全レベルまですべてを除染するためには、恐らく数十~数百兆円がかかるのではないか。特に福島県は土地の7割が山林であり、その山を完全に除染するためには木を根こそぎ切り落とし、岩肌がすべて見えるほど徹底して行う必要がある。そんなことは無理だろう。さらに平地でも、政府は表土を5~10cm取り去れば除染効果があるとしているが、それでは到底追いつかず、例え20cm削ったとしても、チェルノブイリの高汚染地域では25年経っても住めないことが分かっている。更に農業を復活させようと思っても、農地の表土を20cm削れば肥沃度は落ちてしまい、農作物は育たない。つまり、除染は必要ではあるが、除染とはお金がかかる割りに効果は十分得られないということだ。中途半端に除染しても元のようには戻らず、結局、自然に放射性物質が無くなるのを数十年以上かけて待つしかない。それなのに数年で帰還させるような指示を国のトップが出すということは、やはり、政府は汚染状況がいかに深刻なのかがわかっていないのだ。住みなれた土地に戻りたいという気持ちも分かる。そのために除染する必要があることもわかる。しかし、その前にせめて、これから人生を歩み出す子ども達だけでも、4~5年程度安全な地域に移してあげるべきだ。
――食料汚染の問題も心配だ…。
菅谷 放射性物質は目には見えないため、高度汚染区域や軽度汚染区域に入っても何も感じない。しかし、そこに住み続けることによって受ける被害は、チェルノブイリが証明している。ベラルーシ共和国は貿易制限等があり、多くの食料を地産地消で賄っているが、そこに住む成人の体内セシウム蓄積量は、他の地域に住む成人よりも高いという結果も出ている。先日、安全宣言が出された福島の米から基準値を超えたセシウムが検出されたという問題があったように、食料についても100%安全とは言えない。そうであれば、農業従事者の方には大変お気の毒だが、一時期、福島の土地を離れ、その農業技術を別の場所で活かすということをお考えになっても良いのではないか。松本市にもお貸し出来る農地はある。日本中に余っている農地を、福島で農業を営んでいたプロの方々に放射能不安を抱くことなく活用していただけるように、日本全体で協力していくような仕組みも必要だと思う。
――このような重大な事故を引き起こしていながら、原発推進派の人間は誰も責任を取っていない。これも大きな問題だ…。
菅谷 今回の件で、原発を推進していたトップの方や関係者などが謝罪して辞職するようなことも無く、まるでこの事故を他人事のように話をしている姿をテレビなどで見ると、原発に対する国の考えや体質は何も変わっていないように感じてしまう。私もこの一年間、出来る限りの声を上げて来たつもりだが、一向に前に進まない。しかし、言い続けないことには動かない。或いは市民運動や国民運動を起こさない限り、今の日本が正しい方向に進むことは難しいのかもしれない。とにかく、今後は低線量被曝が及ぼす健康被害問題をしっかりと見ていかなくてはならない。そして、子どもたちには、せめて半年に1回程度の無料健診を受けさせてあげたい。例え異常が見つかっても、早期であれば十分対応可能と考える。今の決断が、まさに5年後、10年後の日本に大きな違いを生むことになるだろう。これこそ、少子化政策にもつながる極めて重要な意味を持つものと思う。(了)
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↑引用おわり 
南相馬市でマラソン大会やるって準備中らしい。みんな目覚めてくれ~!

明日3月11日を前に 枝野氏の発言のウソを振り返ろう

 あの時枝野氏のウソを見抜いていた人達がたくさんいた。政府に近い人で,本当のことを口にした人は更迭された。

 きのう,3月9日付けの「田中龍作ジャーナル」


田中龍作ジャーナル

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詭弁番長・枝野官房長官 「メルトダウンしていない」は嘘だった。苦しそうに答える枝野氏。ありったけの詭弁を弄した。(9日夕、経産省。写真:筆者撮影) 「ない」とされてきた福島原発事故をめぐる原子力災害対策本部会議の議事録が、『議事概要』として再現されたことで、あの人の嘘が“政府公認”となった。あの人とは当時官房長官だった枝野幸男・現経産相である。枝野氏は9日夕、記者会見に応じた。 議事概要によれば大震災・津波が発生した3月11日の午後7時過ぎ、東京電力から「炉心溶融に至る可能性がある」と報告があがっていた。 ところが枝野官房長官は記者会見で「メルトダウンはしていない」としばらく言い張っていたのである。 枝野氏は「メルトダウンの可能性をお伝えできなかったという指摘は甘んじて受ける」と述べ、事実を明らかにしなかったことを言外に認めた。ここで突っ込まないのが記者クラブだ。筆者は「官房長官が早くからメルトダウンの可能性を明らかにしていたら、住民はもっと迅速に避難できていたのではないか?」と追及した。 枝野氏は「私が気にしていたのは放射線量だった……」とかわした。中学生が聞いても首を傾げるような理屈だ。枝野氏の「安全デマ発表」に限らず、事故直後は菅直人首相の現場視察など官邸の不可解な動きが目立った。筆頭は「メルトダウンの可能性がある」と記者会見で述べた原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官が降板させられたことだ。官邸の意を汲んだ寺坂信昭院長が中村審議官を記者会見に出さないようにした、とされている。事実上の更迭である。記者団から「更迭を指示した人物とは枝野さんではないのですか?」との質問が浴びせられた。記者クラブにしては結構厳しい質問である。枝野氏は「いいえ、私ではありません」と真っ向から否定した。筆者は再び枝野氏に質した。「中村審議官の名誉回復を図るつもりはないのですか。メルトダウンの可能性があったことが証明されたわけですから」。
 枝野氏は「海江田大臣の時代に決めたこと。更迭ではなかった」と再びかわした。詭弁番長の面目躍如である。 筆者は僭越を承知で枝野氏に告げた。「正しいことを言った人が更迭されたままでは、この先政府が何を言っても信用してくれなくなりますよ」と。 枝野氏は目を充血させ顔色も悪い。いつもの意気軒昂な姿はすっかり影を潜めていた。
枝野


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↑ フリーのジャーナリストの健闘のおかげで私も色んなことを知ることができた。3.11を前に私達がやるべきこと。それは「脱原発」を一人一人が誓うことだ。今4号機のことがとりざたされている。これはあの時のウソを見抜いていた筋からの情報だ。そして,4号機に万一のことがあれば,東日本は壊滅し,勿論そうなれば日本は終わるのだ。

 TVやマスコミ,原子力ムラ,利権,さまざまなものたちの正体が暴かれ続けたこの1年だった。老境にさしかかる私達でもできることはあるはず。私は身の丈の運動を死ぬまで続けようと思う。

元東電社員の他ブログの紹介

この方は,ブログで原発関連のあれこれを発信されています。


院長の独り言

 自己紹介では
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熊本で内科医をしています。福島第二原発に5年、本店原子力技術課2年の勤務歴を元にブログを書いています。

 現在は、前の職場とは関係のない仕事をしており、原子力関係とは一切つながりがありません(仕事をやめてからは、原子力関係のことは全く勉強していませんので、知識が古いかもしれません・・・そうは、変わらないとは思いますが・・)

・公開されている情報を元に、想像して組み立てています。出来るだけ、出展を明記していますが、ところどころ妄想が含まれているかもしれません。

・あくまでも私個人の分析です。嘘を書こうと思っているわけではありませんが、知識がやや古く、また参考文献も全くありませんので、誤っている部分があるかもしれません。私の話は、話半分くらいに。

・システム全体の流れはわかっているつもりです(海水系、炉内ともある程度)が、設計をしていたわけではありませんので、荷重, 圧力など、個別の定量的な把握はできません。系統の細かい話(通常使われていない配管など)がどのようになっているかを聞かれても答えられませんし、間違う可能性がおおあり。また、放射能被曝についても、素人に毛が生えた程度の知識(ただし現場経験あり)です。社員時代の資料を手元には全く残していませんので、すべて頭の中の引き出し、とインターネットを頼りにしています。

・実は、書きたいことの半分も書いておりません。政府、東電のことを ぼろくそ に書いていると評されていることもあるようですが、本人はきわめて穏やかに書いているつもり(もちろん、ごくまれに、筆が滑ることもありますが)

・なぜ、東電を辞めたのか。よく聞かれる質問ですが、一言では答えられません。私自身もよくわからなくなっていますので、これについては『東電の思い出』で書いていきたい

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となっています。こういう方の発言も是非多くの人に知ってもらいたいと思います。

元東電社員の内部告発

 私は数ヶ月前にすでに,この人の発言を動画で見たり,読んだりしていた。が,この人の発言は色々な勢力によって,アップされては消されてきた。
 
 私は自分のブログの中で他人の言葉をとりあげる場合にはソースをきちんと示しながら書くというスタイルを守ってきたので,すぐ消えるという状況の中で,なかなか彼の発言を掲載できないでいた。

 でも,一応元サイトの動画のアドレス示し,その書き下ろしをのせることで,彼の言葉を多くの皆さんに知ってもらいたいと思っている。

元東電社員の言葉


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↓以下書き下ろしです。
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短くお話ししますと、僕は福島原発、第一原発から15キロ真西に住んでました。標高は550ぐらいあったんで、津波は全く問題なく、家も束石方式の基礎の古い家に住んでたんで、平屋の、で、屋根も軽くて、ちょうど本震が来たときは薪の仕事をしとって、で、一服しようかなと思って、3時前だけど、まあ、いっかなと思って、ココアを、薪ストーブに火入れて、ココア飲んで、で、たまたま午前中にデジタル放送のテレビの難聴区域だったんで、光ファイバーみたいなのを大熊町が引いてくれて、その工事が終わって、で、別にテレビとか、全然見たくないんだけど、子供とかがいるんで、テレビ見れるようにしたんですけど、で、ぱっとテレビつけたら、どーんと緊急地震速報が出て、で、これだと思って、すぐ外出て、で、ココア持ってたんだけど、薪割り台のとこに置いて、で、2分、3分弱ですか、本震があって、その間、山がもう、ごーってずっとうなってて。で、ココア、ほとんどこぼれました。そのぐらい。でも、立ってられて、別に這いつくばって腰抜けるようなほどでもなくて、薪ストーブにちょうど火入れたばっかりだったんですけど、中の煙突がちょっと外れたぐらいで、ひっくり返りもせず、何の被害もなかったです。
で、次の日、爆発したんですね、1号機が。その爆発までは、僕はもう、地震、津波、炉心溶融というのはもう予測してたんで、で、嫁はちょっと離れたとこに、たまたまちょっといたんで、迎えに来てくれて、土曜日、で、常葉町っていう35キロのところに嫁の実家があったんで、そこに逃げて、で、2日ほどして、まあ、子供もまだ小学校2年生の女の子なんで、もうちょっと逃げようかって話になって、さらに嫁の親戚筋をたどって、栃木県の那須、70キロぐらいですね。まで逃げて、で、そこに3週間ぐらいいたんですかね。で、高知県の県庁が県営住宅の無料開放を宣言してもらったんで、もともとナカムラのほうに、ほうばい?がおったんで、僕、サーフィンやるんですけど、サーフィンブラザーズがいて、県営住宅あれば、余計行きやすいかなと思って、4月の頭にこっちまで逃げてきました。

実際、じゃあ、放射線、どのぐらい浴びたのかなってぱっと計算したんですけど、20ミリシーベルトありました。放射線量率って単位時間当たりのマイクロシーベルトとか、ミリシーベルトで表示されてますけど、僕は一応、原子力、学校合わせると20年いて、国の日本原子力研究所ってとこで大学の原子炉工学コースのさらに短時間濃縮コースみたいのを半年ぐらいトレーニングを受けた人間なんで、ちょっとした線量率の計算とか、あと、どのぐらい積算で浴びるのかって簡単な計算方法はもう自分でできるんで、で、こっち来て、落ち着いて、計算したら20ミリシーベルトを大体浴びてて。

結局、具合悪くなりました。はっきり言うと。栃木の那須に逃げて、すぐ、だから、4日目ぐらいからもう鼻水、どろどろの鼻水が出て、で、鼻血もとまんなくて、のども痛い。これが低線量障害ってやつなんですね。

だから、実際、100ミリまで行かなくても、恒常的に常に浴びてれば、何らかの障害というのは出てきて、で、国も政府も、当然、原子力安全委員会も、東電も、全く問題ないって言い方してますけど、全く問題あります。というのが1つ、僕の生の証言です。

一応、今日あんまりコピーしてこなかったんですけども、単位時間当たりの線量率をどうやって積算にするのかという計算式を書いたメモ、すごい汚い字なんですけど、書いてきたんで、欲しい方はどうぞ持ってってください。

で、0.24マイクロシーベルトパーアワーって書いてありますよね、新聞に。1時間当たり0.24マイクロ、それを1年間ずっと浴び続けると、2ミリシーベルト、1年間当たり浴びるんです。

ICRPって国際放射線防護委員会が勧告してるのは、一般公衆の被曝線量限度ってのは1ミリシーベルト、わかりますか。その20倍をたった1カ月もたたない3週間ぐらいで浴びちゃったんです、僕は。

で、僕はもう今年47歳なんで、そんなにもう細胞分裂もしてないからいいんですけれども、子供、子供はもう細胞分裂、活発で、自分の原本のDNAをコピーして体でっかくしてるわけですから、壊れたDNAをコピーすることによって発がん率ってのは高まりますんで、まあ、子供もすぐこっちまで避難させたっていういきさつなんですけれども、そんな、ちょっと生々しい感じの話になっちゃんですけど。

で、もう1つ言わせてもらうと、僕は10年前に東電やめたんですね。で、何でやめたかって皆さん、聞いてくるんだけど、理由はね、ほんとに簡単なこと。もう、うそ、偽りの会社、ひどい会社。で、偉くなれるのは東大の原子力出てきた人間、技術系だったら、もしくは東大の法学部出てきた人間が社長とかになりますから。で、もう、そういうエリート官僚主義の最先端行ってるとこなんですね。最先端っていうのかどうかわかんないんだけども。

で、うそばっかついてて、例えば、あるものが壊れましたと、このハンドルが壊れました、壊れた理由は、例えばこうやって日に出しといて、紫外線で劣化して壊れたっていうのが普通の理由なんだけれども、それを経産省、昔でいうと通産省、で、今でいうと保安院と原子力安全委員会に説明するにあたって、自分たちが説明しやすい、しかも、結果ありきでつじつまが合うようにストーリーをつくって、それで保安院に報告してプレス発表するわけです。それを専用のテレビ回線を使って、トラブルをちゃんと収束するまでの間、テレビ会議で延々と、昼夜を問わず、1週間缶詰とか、2週間缶詰は当たり前の中で、どうやって壊れた、ハンドルが壊れた原因を役所で説明しようかってことをやってるわけです。

で、僕はもう17のときからサーフィンやってて、レゲエの神様のボブ・マーリーが大好きで、で、そのせいで、そういううそ、偽りに気がついて、僕は会社いるときにバランス崩しちゃってですね、そういう世界にいたから。いつも自然と触れてて、レゲエが大好きで、ビールも大好きで、で、友達といい波乗って、おいしいビール飲むっていう生活と、その東電のその組織の中での役割っていうギャップですよ、真逆ですから、はっきり言って。

で、それでバランス崩して、もうやめたいって表明して、やめるのに3年かかりました。3年です。もう引きとめに引きとめて、で、最後、もう、僕ちょっと労働組合の仕事とかも少しやってたんで、労働組合の委員長と面談になって、引きとめの面談になって、で、何で、キムラ、やめるんだと、そのほんとうの理由を教えてくれと労働組合の委員長に言われたときに、僕、こう言ったんです。

はっきり言って、10年前ですよ。原子力発電とか、原子力エネルギーというのは斜陽、終わってるって。

だって、わかりますよね。皆さん、ほんとに意識が高い人たちだから、プルトニウムの241番が放射能の力が弱まる、半分になるまで2万4,000年かかるんですよ。今この瞬間使ってるエネルギーのために2万4,000年先の子孫にごみを、負の遺産を受け渡すことの解が出てないわけじゃないですか、答えが。なのに、発電し続けてることのその矛盾、だから斜陽なんですよ。

そしたら、労働組合の委員長、こう言いました。キムラ、おまえ、頭が狂ったんだな、気が狂ったんだな。

僕は、あんたが気が狂ってるんだよってはっきり言ってあげました。そしたら、すごい怒って、おまえみたいなやつはもうやめろと、そう言われて、やめられて。

で、またその後におもしろい話があるんですけど、僕はね、原子炉の認可出力ってあるんですよ。例えば福島第一の1号機だったら、1,380メガワットなんですよ、原子炉の出力は。1,380メガワットを電気にすると、46メガワットで、東京ディズニーランドを1日動かすのに必要な電気は57メガワット。だから、福島第一の1号機じゃ東京ディズニーランドは動かないんです。足りないの。

でね、電気の出力ははかれるんですよ、ちゃんと。オームの法則みたいなやつで。「オーム」(ガヤトリー・マントラのたぐい?)ってやつ。なぜかオームなんですけど。

で、1,380メガワットをはかってるんですけども、間接的に、だけど、認可出力が1,380メガワットだから、絶対に超えちゃいけないんです、それは。1時間に1編コンピューターを使って計算して、打ち出しして、保安院に報告するんです。

で、1,380メガワットを1メガでも超えちゃいけないんです。で、誤差っていうのは2.5%なんです。ということは、27メガワットプラマイ誤差があるんですけど、だから、うちらは技術者の判断で、それは誤差範囲だからっていうことで下げるんですよ。1,381にならないように、僕が計算機に、大型コンピューターにアクセスして、裏技なんですよ、これは。アクセスして、超えそうなときに係数を掛けるんですよ、0.995とか。1に対して。それで認可出力を超えないように、打ち出しが、そういう操作をしてたんですよ、僕は。

で、それができるのは東京電力の中でも、4,000人原子力従事者がいるんだけども、社員だけでも、その中でも2人か3人、そんな技を持ってたんで、なかなかやめれなかった。全くやめさせてくんない。

何でかっていうと、やっぱりこうやってね、内部告発みたいなことするわけですからね。あれは間違ってるよって。だって、僕、人並みぐらいには正直な人間ですもん。だから、知りたい人にはこうやってちゃんとアナウンスして、ほんとうの情報だけ、さっきの単位時間当たりの線量率をどうやって年間にかえるのかとか、そういうことも全部レクチャーしますんで。

そういうことを危惧して、東電は僕に、会社やめるときに、850万円退職金上乗せしてくれたんです。そのときに、本店に呼ばれて、副社長に、キムラ君、わかってるよね。何がわかってんだろうって思ったけど、わかってますって。わかってるよねって言われたら、わかってます、わからないとは言えないんで、じゃあ、もう帰っていいよって言われて、面接2分、それで850万上乗せしてくれて、で、1,300万もらって、まあ、親が事業やってたんで、全部そっちに回しちゃって、今はそんなお金持ってないんであれなんですけども。まあ、そんなおもしろい話が1つあって。

で、あんまり、第一の1号機も燃料の全体の燃料の7割が溶けちゃって、で、最近はちょっとデータ見てないんですけれども、原子炉の圧力とかも上がってるし、格納容器内の放射線量率も上がってるし、で、ヨウ素の131番っていうのが減ってない、最近ちょっと減ってきたみたいなんですけども、つい最近までは確実に再臨界になってました。だって、皆さん勉強してるから、ヨウ素の131番というのは放射能の力が半分になるのにたった8日間ですよね。なのに、もう8日たって、もう1カ月近くになってるのにヨウ素131がどんどん増えてる、それ自体がもう再臨界して、臨界にならなければ、ヨウ素というのはできないんです。絶対に。中性子、ぼーんとウラン235番が受けて、割れて、ヨウ素の131番っていうのができるんですよ。原子力っていうのはそういうもんなんで。で、そのうちのアインシュタインの相対性理論の話になっちゃうんですけど、そのうちのほんの1グラムとか、0.何グラムが熱になって、で、水を温めて、蒸気にして、その蒸気をタービンに回して、タービンに直列につながって発電機を回して電気ができるんです。それが発電システムなんで。

で、絶対にヨウ素の131番は中性子が出て核分裂しない限りは、絶対に出ないんです。だから、再臨界してて、そういう、ほんとは再臨界してるのに、原子力安全委員会、認めないでしょう。東電、認めないでしょう。政府も認めないでしょう。これはね、再臨界はしてたんです。つい最近まで。これはもう事実です。プロがほんのちょっと原子炉の物理とか知ってる人間であれば、だれでもわかること。それがまず1つ、うそね。

で、さっき言った、例えば0.24マイクロシーベルトパーアワーというのは安全だとかっつってるのもうそ。うそです。

それが僕は今日、皆さんに伝えたかったことです。で、高知は結構離れてるんでいいんですけど、ドイツの気象局が出してる放射線の、放射能の分布予測、スピーゲルっていうんですか、わかんないですけど、それを見て、北東の風が日本を全体を流れてくるときは、絶対に子供を雨に当てないでください。あと、女の人、これから子供をまだ産む人は出さないでください。それは、おんちゃんらはいいですよ。おれとかも含めて。

何でかっていうと、セシウムの137番というのがあります、今度。それの放射能が半分になるのが30年かかるんです。で、何が危ないかっていうと、セシウムの137番というのは筋肉にたまりやすいんです。男の人は比較的筋量が多いんで、筋肉に薄く、体の中に取り入れたとしても薄く広がっていきます。だけど、女の人は乳腺と、あと子宮、どうしても筋肉がないんで、そういった器官に濃縮しやすいです。そうするとやっぱり乳がんの発生率とかがちょっと上がってしまう可能性があるので、そんなことは知ってれば防げることなんで、で、どうしても外に出なきゃなんないときは、布マスクの中にガーゼ入ってるじゃないですか。それをぬらして、で、マスクして外に出る。

あと、ヨウ素が出てる限りは、ヨウ素はやっぱり昆布とか海草類にヨードとしてたまるので、そのヨウ素なんです。で、髪の毛から吸収されやすいです、人間は。だから、帽子をかぶって、直接雨に触れないようにするっていうのが1つ防げる方法です。

全然そんなことだれも言わないですよね。政府も。だけども、これだけは僕は言いたかったんで、今日、ナカムラから来てみました。

あんまり話が長くなっちゃうとあれなんで、最後に1つだけ。

何かチェルノブイリの30キロ圏内にあるすごいきれいな泉を守った長老たちがいるらしいんです。どうやって守ったかっていうと、僕、こんなに原子力のこと勉強して、物理のこととかもある程度勉強したけども、目に見えない力ってのも絶対あるんです。その30キロ圏内にあった泉を守った長老たちは、逃げなかったんです。逃げずにその泉をどうやって守ったか。祈りです。だから、そう言っちゃうと信じる人も信じない人も、どのぐらいの割合でいるかわかんないけども、もしちょっとでも信じてもらえるんだったら、朝、まず、福島第一が穏やかに眠りにつきますようにって祈りと、あと、出てしまって、僕たちが使った放射能じゃないですか。電気のもとだから。それが、愛と感謝の思いによって消滅して、無毒化するようにという祈りで、何とかみんなで力を合わせて、次の世代に伝えてもらえたらなって思います。

以上です。ありがとうございます。


枝野氏「『直ちに』は7回しか言ってない」に非難殺到

 大手マスコミは何故かこの発言をスルーしている。今までに色んな大臣が,言葉尻をとらえられ辞任に追い込まれたが,この枝野発言はもっと強烈だ。


枝野発言動画

8日、衆議院予算委員会の質疑における枝野幸男氏の答弁

(枝野氏は、自民党・村上誠一郎議員から受けた震災初期対応の不備を指摘する質問に答える形で)

「わたくしは3月11日からの最初の二週間で、39回の記者会見を行っておりますが、そのうち「ただちに人体、健康に害が無い」ということを申し上げたのは全部で7回でございます。そのうちの5回は食べ物、飲み物の話でございまして、一般論としてただちに影響がないと申し上げたのではなくて、放射性物質が検出された牛乳が1年間飲み続ければ健康に被害を与えると定められた基準値がありまして、万が一そういったものを一度か二度摂取しても、ただちに問題ないとくり返し申し上げたものです」
と回答した。

 ツイッターや掲示板上で、「こう言うと思ってた」「枝野を信じて汚染水道水を飲んでた自分が悔しい」「子どもの言い訳か」「全力で国民を騙した」「『食べても心配ない』と曲解して報道したマスコミに責任」などと書き込み、様々な反発の声が上がっている。

 だから私は書き続けてきた。原発に関し,(他にもイロイロあるけど…)信じるべきものは今の政府にはないってことを。

 正しい情報はずっと前から他からもたらされていたのだ… 
 
 福島の除染がすんだと言われる地域に(←これも政府が言っているだけ…)どうか子供を連れて戻らないで…




原発労働者とは何か

 日本の新しい総理が,わざわざ自分から外国に出向いて行って,宣言した。「原子力利用を模索する国々の関心に応える」と。ベトナムやトルコなど日本の原発導入に前向きな国もあり、安全性を高めた原発や関連技術については新興国などに引き続き輸出する原発を続けることと原発を輸出することの両方を宣言したのだ。

 さて,20年以上前に私は写真家でありジャーナリストの樋口健二氏の写真や本を読んだりしていた。「原発労働者とはどういった人達を指すのか」を完全に理解していたと思ってきた。今,動画という便利なものが出て来た。本で読んだことのない人,是非これを見てもらいたい。どうしてこんな動画や写真があるのかって?昔も今も命を賭しての潜入なのです。だから私もやめられない…。11分です。
↓原発労働者
http://www.youtube.com/watch?v=wuvwO1RlIVo&feature=related

原発労働者

↓もうひとつ 15分 どうぞ他にもたくさんあります。是非見て下さい。
原発労働者2http://www.youtube.com/watch?v=x3x2fTeyzys&feature=related

キエフの病院の子供たち

福島の子供達が自分の子供を生んだ時。つまり福島の25年後の状況です。5分ほど。



キエフの病院の子供達

キエフの病院の子供達

この映像の中で医師の言葉。
「ここでは放射線の被害を見ることができる。日本なら見せないだろう。この国は貧困のために情報流出を阻止する手立てがない。だから、ウクライナは世界中に子供たちが癌に侵されている事実を示している」

母親の言葉。
「私の町、ミエプペトロフスカでは、私と同じ時期に出産したほとんどの母親が、病気の子供を抱えています」

 ウクライナの首都キエフは、当時の人口が250万人、旧ソ連で3番目の大きな都市。チェルノブイリの原発から130キロも離れた街。当時政府は先ず住民を移動させ,その後除染にとりかかった。事故からわずか9日で原子炉をコンクリートで固めた。セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウムなどの放射性物質ごとの土壌汚染度と、年間の被曝量とをそれぞれ計測して、移住レベルに対応させていた。年間の被曝量だけで言えば、5ミリシーベルト以上が「移住義務区域」、1ミリシーベルト以上が「移住権利区域」、0.5ミリシーベルト以上が「放射能管理強化区域」となっていた。

 日本では、年間の被曝量がウクライナの「移住義務区域」の4倍にあたる20ミリシーベルトを超える地域だけを「計画的避難区域」に指定した。またこの指示を出したのが事故から1ヶ月後、実際に避難させたのが2ヶ月後だ。この中には、年間の被曝量が100ミリシーベルトや200ミリシーベルトを超える地域も含まれいる。この地域に2ヶ月間も留まってた人たちは、すでに数10ミリシーベルトも被曝している。

 そして,年間の被曝量が5ミリシーベルトを超える土地の住民に移住を義務づけたウクライナ政府と、子供にまで20ミリシーベルトの土地で暮らすことを強要した日本政府。さらに、食べ物に関する暫定規準値。日本では、水も、野菜も、果物も、肉も、魚も、ほとんどの食品の規準値を1kgあたり500ベクレルに設定した。ウクライナでは、毎日たくさん摂取する水は2ベクレル、毎日食べる野菜は40ベクレル、野菜よりは摂取量の少ない果物は70ベクレル、そして、肉は200ベクレル、魚は150ベクレルと、どれも遥かに厳しく設定した。それぞれの食材の摂取量を考えて設定した。

 

 

首都圏の放射能汚染

「放射能防御プロジェクト」という市民グループが、首都圏を中心に関東一円の約150箇所で行った土壌の放射能調査の結果をインターネット中継で発表した。(8月8日(月)午後1時45分から参議院議員会館の会場から送信)

 民間の検査会社に依頼して本格的な専門の線量計でキチンと計測してもらったデータだ。


 35地点でチェルノブイリ原発事故の「一時移住区域」「希望移住区域」「放射線管理区域」と同じレベルのセシウム(合算値)が検出された。

 一番高かったのは,埼玉県三郷市早稲田植え込みで91万9,100Bq/㎡。チェルノブイリ事故の「一時移住区域」(移住・立ち退きの義務がある)


 次に高かったのが千葉県松戸市紙敷の園庭で45万5,845Bq/㎡。チェルノブイリ事故の「希望移住区域」(移住の権利が認められる)

 チェルノブイリ事故の際設けられた「放射線管理区域」に相当するのは東京文京区小石川4丁目の植え込み。

 行政とマスコミの「安全情報」を鵜呑みにしたら取り返しのつかない被曝をする。飯舘村の悲劇はあらためて言うまでもない。

 私は昔からの反・脱原発者なので,事故のかなり早いうちから,正しい情報を持っている人達を知ることができ,驚くべき情報の数々を手にしていた。首都圏に住む子や孫達に一時避難を呼びかけたこともあった。が,動かすことはできなかった。嫁さん達もいる。自身の生活もある。子は子としての人格を尊重せざるを得ないのだ。私もまたはらはらしているどこにでもいる一人の親に過ぎない。

 が,私が考える「避難」とは。福島の子供達は,ほぼ全員疎開。何故,締め切った体育館や家の中で子供達が健やかに育てられると考えられるのかが私にはわからない。自分の大切な子供たちを動かせられないとするさまざまな理由なんて,それが理由であること自体私にはどうしても考えられない。

 首都圏に住む若い人達も希望者は疎開させる。疎開している人達の情報もたくさんある。

 子育ての終わった大人は自由意志で「避難」すればよい。大人がどのように死にたいかは政府が決めるものではない。疎開中の若い人達の為に家や農地を守ることもできる。家畜の世話をするのも良い。汚染された作物や魚介は,大人の私達は食べるしかない。私なら福島に残る。原発を止めることができなかった責任もある。

「原発」 児玉龍彦氏の発言

Youチューブでも見ることができるけど,フリーライターの守田敏也氏
が児玉氏の発言を書き下ろしてくれたので以下転載させていただきます。

こういう学者が続々でてきて発言しているのは心強い。

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衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響について」
児玉龍彦教授発言 7月27日
http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M

私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉です。
3月15日に、大変に驚愕しました。私ども東京大学には27箇所の
アイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任
を負っております。

私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線の除染などに数十
年関わっております。まず3月15日の午前9時ごろ、東海村で5マイ
クロシーベルトという線量を経験(観測)しまして、それを文科省
に第10条通報ということで直ちに通報いたしました。

その後東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量を検出しま
した。これは一過性に下がりまして、そのあと3月21日に東京で雨
が降り0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これが今日ま
での高い線量の原因になっていると思っております。このときに
枝野官房長官が、さしあたり健康にあまり問題がないということを
おっしゃいましたが、私はじっさいにこのときにこれは大変なこと
になると思いました。なぜなら現行の放射線の障害防止法というの
は、高い線量の放射線が少しあることを前提にしています。このと
きは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロ
シーベルト、200キロ圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越
えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、
すべてのみなさんがご存じの通りであります。

われわれが放射線障害をみるときには総量を見ます。それでは政府
と東京電力はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであ
るかはっきりとした報告はまったくしていません。

そこで私どもはアイソトープセンターの知識をもとに計算してみま
すと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するもの
が露出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出していま
す。

さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射能の
残存量と、原発から放出されたものの残存量は1年経って、原爆が
1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は
10分の1程度にしかならない。

つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数
十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出
したということが、まず考える前提になります。

そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にも
のをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、あ
る人にかかる濃度だけを見ればいいです。しかしながら総量が非常
に膨大にありますと、これは粒子の問題です。

粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれ
の流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料と
いうものは、砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋
め込まれております。

これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさ
ん放出されるようになります。そうしたものが出てまいりますと、
どういうことがおこるかというのが今回の稲藁の問題です。例えば
岩手の藤原町(注)では、稲藁5万7千ベクレルパーキログラム、
宮城県の大崎1万7千ベクレルパーキログラム、南相馬市10万6千パー
キログラム、白河市9万7千パーキログラム、岩手6万4千パーキロ
グラムということで、この数値はけして同心円上にはいかない。
どこでどう落ちているかということは、その時の天候、また例えば
その物質が水を吸い上げたかどうか、にかかります。

今回の場合も、私は南相馬に毎週行っています。東大のアイソトー
プセンターは現在までに7回の除染を行っていますが、南相馬に最初
にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。農林省が
通達を出した3月19日には、食料も水もガソリンもつきようとして、
南相馬市長が痛切な訴えをWEBに流したのは広く知られていると
ころであります。

そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰
も知ることができません。稲藁がそのような危険な状態にあるとい
うことは、まったく農家は認識されていない。農家は資料を外国か
ら買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に
自分たちが飲む地下水にその日から代えています。

そうするとわれわれが何をやらなければいけないのかというと、ま
ず汚染地で徹底的な測定ができるように保障しなければいけません。
われわれが5月下旬に行ったときに1台しか南相馬になかったという
けれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。しか
しその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわ
れが行って、教えてあげて実際に使いだしてはじめて20個での測定
ができるようになった。それが現地の状況です。

それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウ
ンターというのではなしに、今日ではもっとイメージングベースの
測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府
はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を
使わないのか。3カ月経ってそのようなことが全く行われていないこ
とに私は満身の怒りを表明します。

第二番目です。私の専門は、小渕総理のときから内閣の抗体薬品の
責任者でして今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけ
て、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療をやる、すなわち
人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、
内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。

そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていた
だきます。内部被曝の一番大きな問題は癌です。癌がなぜ起きるか
というと、DNAの切断を行います。ただしご存知のように、
DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的
です。

それが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、
4本になります。この過程のところがもの凄く危険です。そのために
妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対
しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。

さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与
えると、髪の毛に影響したり、貧血になったり、それから腸管上皮
に影響しますが、これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そう
いうところが放射線障害のイロハになります。

それで私たちが内部に与えた場合のことで知っている事例を挙げま
す。これは実際には一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。
最初の放射線のヒットが起こったあとにもう一個の別の要因で、癌
への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーション
とか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりま
すが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノ
ブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見て
いただきますが、まず一番有名なのはα線です。

プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、
私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それ
はトロトラスト肝障害というところで、私ども肝臓医は、すごくよ
く知っております。

要するに内部被曝というのは、さきほどから何ミリシーベルトと
いう形で言われていますが、そういうのは全く意味がありません。
I131(ヨウ素131)は甲状腺に集まります。トロトラストは
肝臓に集まります。セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。
これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディ
スキャンしても、まったく意味がありません。

トロトラストの場合、これは造影剤でして、1890年からドイツで用
いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から
30年経つと肝臓がんが25%から30%起こるということが分かってま
いりました。最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、
トロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害しま
す。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。

われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子の配列を知って
いますが、一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。
ですから人間を同じとして扱うような処理は今日ではまったく意味
がありません。いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるよ
うなやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がや
られて、どのような変化が起こっているかということをみることが、
原則的な考え方として大事です。

トロトラストの場合は、第一の段階でP53の遺伝子がやられて、それ
に続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで
肝臓癌や白血病が起こってくることが証明されています。

次にヨウ素131、ご存知のように甲状腺に集まりますが、成長期の
集積がもっとも特徴的であり、小児に起こります。しかしながら1991
年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、
日本やアメリカの学者は、ネイチャーに、これは因果関係が分から
ないということを投稿しております。なぜかというと1986年以前の
データがないから統計学的に有意だということが言えないということ
です。

しかし統計学的に有意だということが分かったのは、20年後です。
20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えた
ために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビ
デンスになった。ですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、
全部の症例が終わるまでだいたい証明できないです。

ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点から
はまったく違った方法が求められます。そこで今、行われているのは
国立のバイオアッセ―研究センターという化学物質の効果を見る、
福島昭治先生という方がチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討
されていまして、福島先生たちが、ウクライナの医師と相談して500
例以上のある症例を集めています。

前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます。これを見まし
て検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリットル
と微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかも
増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、
NFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それに
よる増殖性の膀胱炎というのが必発性でありまして、かなりの率で
上皮内の癌ができているということが、報告されています。

それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から
13ベクレル、7名から検出されているというがすでに報告されていること
であります。われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週
だいたい4人ぐらいの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力して
おります。

南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロ
という分け方はぜんぜん意味が無くて、幼稚園ごとに測っていかないと
全然ダメです。それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、
1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、
学校の7割は比較的線量は低いです。

ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100
万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。このような事態
は一刻も早くやめさせてください。今、一番その障害になっているのは、
強制避難でないと補償しないということ。参議院のこの前の委員会で
当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行って
いますが、これは分けて下さい。補償問題と線引の問題と、子どもの
問題は、ただちに分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすこと
をぜひお願いします。

それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と
恒久的除染をはっきりわけていただきたい。緊急避難的除染をわれわれ
もかなりやっております。例えば図表にでています滑り台の下、ここは
小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると
毎回ここに濃縮します。右側と左側にずれがあって、片側に集まって
いますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が
出てきます。こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくては
なりません。

またコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手を
ついたりしているところなのですが、そういうところは、高圧洗浄機を
持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロ
シーベルトにまでなります。

だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。
それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、
一か所だけを洗っても全体を下げることは非常に難しいです。

ですから除染を本当にやるときに、一体どれぐらいの問題がかかり、
どれぐらいのコストがかかるかといことをイタイイタイ病の一例であげ
ますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、
そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されて
います。もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費が必要
になるのか。

ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。
第一に国策として、食品、土壌、水を、測定していく。日本がもってい
る最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、半導体のイメージ
ング化は簡単です。イメージング化して流れ作業にしていくという意味
での最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。これは今の
日本の科学技術でまったく可能です。

二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定
してください。私の現在やっていることはすべて法律違反です。現在
の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められて
います。東大の27のいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っ
ていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ていません。

車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生たちに高線量のも
のを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべ
てのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。受け入
れも法律違反、すべて法律違反です。このような状態を放置している
のは国会の責任であります。

全国の国立大学のアイソトープセンターには、ゲルマニウムをはじめ
最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。そういうとこ
ろが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子ども
を守れるでしょうか。これは国会の完全なる怠慢であります。

第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術に、民間の力を結集して
下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。
千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、竹中
工務店などは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っていま
す。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作っ
て、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみ
の公共事業になりかねないいう危惧を私は強くもっています。
国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって
本当に除染をやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに
国会は一体何をやっているのですか。

以上です。
--------
(なお守田氏の注釈として文中の障害防止法とは、「放射線同位元素等に
よる放射線障害の防止に関する法律」のことと思われます。)

 発言の中に、「岩手県藤原町」という呼称があり、配布資料にも
同じように記載されていますが、岩手県には藤原町はありません。
岩手県宮古市藤原か、岩手県東磐井郡藤沢町の誤りではないかと思われま
す。そ補足されています。

和歌山でもお茶に…

ついに出た。和歌山での放射能汚染のお茶
↓ 
毎日新聞 6月29日(水)15時13分配信
 
 県は28日、那智勝浦町口色川で採取した特産の茶から、微量の放射性セシウムが検出されたと発表した。同センターなどによると、毎年実施している検査の一環で、5月12日に購入した一番茶(製茶)を6月24日に検査した。
 その結果、過去10年検出されなかった放射性セシウム134が1キロ当たり2・2ベクレル検出された。また、放射性セシウム137が同2・5ベクレル検出された。01~10年の検査では同0・2~0・56ベクレル検出され、昨年の同0・2ベクレルに比べると、12・5倍高い値となった。
 流通の規制値となる同500ベクレルに比べ100分の1程度であることから、県は「健康に影響はない」としている。ヨウ素131は検出されなかった。

-------

以上 
 ダダ漏れ状態がずっと続いているわけで,この間は福岡で。もう汚染はどこまでも追っかけてきている。人の移動,汚染物質そのものの移動,巧妙にすり抜ける食品の移動で今後は,いつどこに高濃度の放射性物質が追っかけてきても不思議でないのだろう。無農薬農家であっても,もう安心を届けることができない。 無念でならない。

 福島第一発電所3号機の設計者のこの人。とてもお金で動くような人には見えない。朴訥な人とさえ感じた。設計した人この人にだけ責任があるのではない。私達皆にも責任がある。この人のより現実的な初期対応を無視した,東電,政府,保安院,御用学者の責任はあまりに大きい。

 でも,こういう話し方しかできない人となると,学者といっても,軽視されたのではないか。自分の主張に確信を持ち,人を本気で動かそうとしたとは思えない。私達はこういう人達に命を預けているのだ。

↓15分ほどです。
上原春男 氏
福島第一原発3号機設計者 上原春男氏

こんなの出てきました

まあ もともと正直な人なのでしょうね。もう少し,「命」についてきちんと
ぼうやに 教えてあげられる人がいたなら,違っていたのでしょうね。

まだらめはるきさん
まだらめはるきさん

こんな記事ありました

 こんな本ありました↓ うん 私にとって既知のことや全く「然り」としかいいようがない。何かの参考になればいいのだが。
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マインドコントロール2
今そこにある情報汚染
池田整治・著  ビジネス社  2011年3月刊
地震国家・日本に世界一の原発が存在する理由
● コマンドによる攻撃が想定されていなかった
 1994年、渥美半島や玄海原発の現地研究に先立ち、私は韓国や米国の原発における「外敵への安全対策」を調査した。
  韓国や米国の原発には、コマンド等のテロ・武装勢力に対して「増援が駆けつけるまで、何日間は外柵で持ちこたえる」との保安基準があった。つまりしっかりと武装して守られている。万一の場合、地域や国を越えて地球人類へ与える取り返しのつかないダメージや悲惨な状況を考えると、ある意味、それは当然の対策・準備だ。
  ところが日本の保安基準は、せいぜい正門での通常デモ対処が関の山だった。
 武装コマンドに襲撃されるという思考が一切欠落しているのだ。まるで「そんなものが来るはずがない」というような意思表示に、私は慄然した。
  原発は各地の岬等に孤立している。地形的に見ても、海陸どちらの経路からも隠密侵攻するのに適しているのだ。
  少なくとも非常時には専用回線で、近傍の自衛隊等に緊急救援を要請するシステムくらいは国として処置すべきだろう。十分に訓練されたコマンドには、日本の警察官が所持する22口径ではとても対処できない。
  はっきり言おう。  各種のコマンドに攻撃されれば、理由は違えどもチェルノブイリ原発と同じように、日本の原子炉は簡単に暴走してしまう。
  チェルノブイリ原発の周辺30キロメートルは、現在も、というよりも放射性物質の放射線量が半分になる半減期が一万年以上、中にはヨウ素のように1500万年以上というものがある点から推察すると、我々の文明が続くうちに人類が住めるようにはならないだろう。
  日本の原発の位置関係と偏西風からそのフォールアウト(原子灰)を考えれば、どこにある原発が暴走しても、日本は国家として壊滅する。
  そこまでの事態にならなくとも、通常発電で排出し続け、増え続ける一方の放射能汚染物質を無毒化することは、現代科学では不可能であり、単に容器をコンクリート詰めにして地下に保管しているに過ぎない。
  どう考えても、その保管容器が1万年以上持つとは思えない。
  コンクリートも鉄も、強い放射線に晒されると50年持たないだろう。このままでは地震ひとつで、人間の住めない大汚染地帯が、時間とともに拡大していく。青森県上北郡六ヶ所村の再処理施設周辺の放射能汚染が刻一刻と増加している事実も、都合が悪いという理由からマスメディアで報道されないだけの話だ。
  そうした廃棄物の「有効利用」の先にある劣化ウラン弾等による放射線汚染で、現在、イラクの多くの子供たちが被爆・死亡している。
  地球上の人間を10億人にまで減らしたい「彼ら」にとって、生産地と消費地の両方において、その目的を確実に、さらに継続的に達成し得る最高の手段として映っているのかもしれない。
  どちらにせよ彼らの住んでいるところには影響しない。
  もっとも彼らは、万一を考えて長期間生存可能な大規模地下シェルターを準備している。先進諸国でその準備がないのは日本くらいのものだ。

●原発は水さえ断てば空炊き釜の状態となる
  原子炉内における核分裂が臨界点を超えると、これを止める手段は水しかない。万一の際には原子炉内も建物内も、水で一気に満杯にするわけだ。このため、大半の原発は海辺に建てられる。
  これを逆思考すると、水さえ断てば空炊き釜の状態となり、原子炉融解、つまり暴走する。ある程度以上の地震、あるいは津波が原発を襲い、たとえハイレベルな耐震設計による原子炉そのものが損害を受けなくとも、複雑なシステムが損傷すれば大事故へとつながりかねない。冷却水システムもその一つに過ぎないのだ。
  ちなみに原発は、大量に発生する熱エネルギーの三分の一しか電力へと転化できず、非効率極まりない。100万キロワットの発電所であれば、200万キロワット相当の熱水を排水溝から常時排出している。しかも管内が有機物で汚染しないよう塩素濃度を上げている。原子炉を運転している限り、自然界にないこの「高塩素汚染暖流」が生起するから時間の経過とともに周辺海域の生体を限りなく破壊することは自明の理だ。

  大きな清水の水瓶を真っ黒に濁すのも、黒い水滴の積み重ねである。 日本全国の河川や港も、まさか家庭や工場からの排水でここまで汚染されるとは、当初誰も予想しなかったと思う。しかし汚染が続く限り、必ず目に見えるようになり、人の寿命を縮めることは間違いない。
  全国55基の原発から排出される汚染暖流が、中長期的にどのような影響を日本列島におよぼすのか、誰も□にしない。
  現在、海の「多様種スポット」とも言われる瀬戸内海祝島沖に、新たな原発建設が進んでいる。海水が変わるのに5年を要する瀬戸内海に、この原発ができれば、祝島の島民500人だけの生存問題ではなくなる。瀬戸内海は確実に死の海と化すだろう。

● 80キロメートルの配管を適宜交換しない限り運転は無理
  原発は別名「パイプのお化け」とも呼ばれる。
  約80キロメートルの配管が2万5000ヵ所の溶接場所で保持されているからだ。ピンホール現象で穴が開き、熱水が噴出した玄海原発のパイプは直径20センチメートルで、管の肉厚は2センチメートルもあった。
  流水で穴が開くという現象は、常識的に考えにくい。  ところが原発の場合、この事故の起きたところでは157気圧、320度もの熱水が流れる。特殊合金でできたパイプも常に腐食摩耗し、2センチメートルが20年待たなかったのである。  約80キロメートルの配管を日々チェックするのは不可能に近い。
  実際、建築以来検査していない箇所が、すべての原発にあるそうだ。それはまるで食生活が悪くて、栄養と酸素を運ぶ血管が老化・硬化し、突然破断、クモ膜下出血あるいはハートアタックで死ぬようなものだ。
  60兆個の生きた細胞一つひとつの血管なら、口養生で新陳代謝して再生する道があるが、原発の場合、約80キロメートルの配管を人為的に適宜交換しない限り、時の経過とともに、すべてが死の危険界へと入る。
  そのため、交換するには原発を止めざるを得ない。
  日本の原発は30年以上の老朽化した施設が多く、交換作業だけでほとんど稼働できないと想像できる。だからこそマスメディアにはそんな情報を載せない。しかしそれだけでも、原発の危険性が理解できると思う。
  さらに地震による想定外の縦揺れが発生した場合、溶接部、特に原子炉との接合部がギロチン切断されることも、以前から専門家によって指摘されていたことを付記しておきたい。

● 考え方によっては恐ろしい総括原価方式
話を元に戻そう。 地震国家・日本では、いつどこで直下型地震が起きてもおかしくない。
  プレート型の定期的に生起する巨大地震は目前である。しかも今度は、東海・東南海・南海という3つのプレートが同時に跳ねる巨大型ではないかと予測されている。
  そうでなくとも、では東海地震が起きた場合、浜岡原発はどうなるのか?
  浜岡が暴走すれば、東海ベルト地帯を中心に、数百万人もの犠牲者が出てもおかしくない。だからこそ、そろそろ原発を、いかに安全に解体するかという実行段階に移らなければならないのではないか。
  国家、すなわち為政者がまず行なわなければならないのは、国民の生命・財産の安全の確保である。一部の利益者の経済的便宜ではない。原発にも利権のために本当の情報を隠す、先の抗ガン剤と同じ構造がある。
  黒いエゴ資本主義者による金融支配体制の中心にいる「彼ら」にとって、唯一、彼らのエゴ的文明に対抗でき、エヴァ的文明になり得る日本という国家に原発を推進することは、限りない利益がある。
  それは例えば以下の通りだ。
  ① 原発建設に伴う直接的な経済的利益。
  ② 総括原価方式で電気を独占して高く売ることによる膨大な利益。特に日本には
    ないウラン燃料売却関連利益。
  ③ 平時における恐喝による米国債の購入、政策同調への強制。人工衛星からの
    プラズマ兵器(気象兵器)により、いつでも人工地震を発生させる攻撃が可能。
  ④ 「人類10億人奴隷化施策」という目標の一環としての原発暴走による、日本人の民族浄化。

  ちなみに「もんじゅ」は、水の代わりにただでさえ取り扱いが難しいナトリウムを使っており、世界で最も危険な原子炉であることも付け加えておきたい。この型を推進しているのは、なぜか日本だけである。
  その理由は明快だ。  事故等で開発費がどれだけ増加しようとも、原発開発費はすべて「総括原価方式」が採用される電気料金へと上乗せすればいいからだ。失敗して開発費を注ぎ込んだ分だけ、逆に儲かるという皮肉な構図がそこにある。

● 恐怖を与えられた後に希望を与えられる洗脳方程式
  原発・安全神話の「真実」がご理解いただけただろうか。
  それでもエネルギー需要という観点から、石油の次は原発しかないと、大半の日本人が強く信じている。  ここに日本人にかけられた壮大なマインドコントロールが読み取れる。
  日本には55基の原発が存在するが、そもそもなぜ、地震列島・日本にこれだけの原発が設置されたのだろうか? 実はこの原発、日本人が将来的なエネルギー政策の一環として導入したわけではない。 敗戦国・日本を占領する戦勝国・米国が、強制導入させたものである。
  その走狗として暗躍したのが、CIA(米中央情報局)の工作員「ポダム」こと、初代原子力委員長でもあった正力松太郎氏である(初代科学庁長官にも就任)。
  ちなみにその委員の一人に、物理学でノーベル賞をもらった湯川秀樹博士がいた(委員会参与)。しかし彼は最初の会合で、何と「原子力は知らない」と発言している。敗戦後の日本は原子力の研究なんてタブーであり、GHQから禁止されていたのだ。当時の鳩山首相も原発等、寝耳に水だった。
  ところが正力氏や中曽根康弘氏、それにつながる「戦犯」だった特高警察等の人脈らが日本の中枢で復活し暗躍。米国の強力な後押しで、日本に「原発銀座」を築いていった。
  一度は「戦犯」として奈落の底へと突き落とし、自分たちの推進する施策の実行者という条件付きで、復活させる。 つまり、恐怖を与えられた後に希望を与えられる、という図式だ。
  これは上九一色村でオウム真理教が行なっていた「地獄と天国」の疑似体験と同じである。人間の深層心理を研究した「彼ら」の、最も得意とする個人レベルにおける洗脳工作である。
  米国=黒いエゴ資本主義者たちが、日本のメディアを統制下に置いていることから、原発は日本に不可欠という世論も、彼らの望むように形成できた。
  そもそも原発立地の世界的条件に照らすと、日本では許可が下りない。
  日本では今この瞬間、どこで地震が起きても不思議ではない。諸外国では、活断層があるのではという理由だけで、設置が中止となる。まして活断層がひしめく日本列島に設置する等、狂気の沙汰としか思えない。
その狂気の沙汰を現実にしてしまった。
  設置するに当たっては、当然だが綿密なシミュレーションを行う。しかしその公表はされない。地質調査結果を偽造したケースも報告されている。 地震多発地帯と原発の位置関係を、再度、日本地図で確認して欲しい。例えば東海ベルトの真ん中に位置する浜岡原発は、すぐにでも解体すべきだろう。

● IPCCによって捏造された地球温暖化
  チェルノブイリの事故で原発利権に陰りが生じると、「彼ら」は自分たちの支配下にあるマスメディアを巧妙に使い始めた。
  環境問題、特に「二酸化炭素の問題」と地球温暖化、さらに石油資源枯渇に伴うエネルギー問題を解決する策としての原発の必要性を、大々的にアピールするようになった。
  その代表格が、ゴア元米国副大統領による壮大な「ペテン・キャンペーン」である。ゴアの詐欺商法こそ、不都合な真実である。これはとんでもない嘘の積み上げであることが、今では世界常識となっているのだが、完璧に「彼ら」のコントロール下にある日本人にはその真実がほとんど届いていない。
  ここで、そのカラクリを暴いてみたい。
  まず、地球温暖化と二酸化炭素は何の関係もない。
  海外の多数のメディアによる報道で、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が採用した温暖化の有力な証拠とされるグラフが、いわゆる「捏造」されたものだったことが判明している。
 
―――――――――
以上。引用おわり。フクシマが理由で,ドイツもイタリアも 原発をやめる方向に大きく舵を切ったのに
日本人よこの先どこへ行くのか?

空から毒が降るようでは無農薬農法も徒労としか言いようがない。自ら命を絶った農夫や漁師もすでに出てきている。第一次産業はいつまで持つだろう。あらゆる食料が不安で,誰もが砂を噛むように飲み込む日がくるのだろうか。おそらくそれは迫りくる最後の日が誰にでも実感される日だろう。
私はその日まで頑張れるだろうか。 

DNAと放射線


2011/5/20 科学技術特別委員会にて 崎山比早子医学博士『御用学者・東大中川恵一を痛烈批判!』
DNAと放射線の関連についての講演 これもわかりやすいです


http://www.youtube.com/watch?v=L7JdtGLfYWk&feature=related

崎山氏

脱原発への声はどんなに小さくても出すことに意義がある

去る6月4日(土)午後2時より串本町で脱原発のピースウォークがあった。夫と2人で参加した。こちらに来て
はじめてのことだったけど,小さな声でも機会があれば,上げ続けていかねばと思う。

以下小出裕章氏の4月29日の講演のサイト。
1時間20分ある。とてもやさしく,わかりやすい講演だ。お笑いのTVならあっという間に見てしまう時間だろう。そちらのほうが私にはよほど耐えられない苦痛番組だが…

結局のところ命のことは各自が自分で判断,決定するのだ。子を持つ人は,子の命をこのままにしてよいのかを自ら問い,問われ続けながら生きていくのだ。政府も自治体も企業も人の命の責任なんてとりはしないし,責任なんてとろうという気があれば最初から全く違う対応だったろう。人をうらんでも仕方がない。声をださない者には出さなかった結果の責任を負うことになる。

私は,福島のみならず,関東方面に子供や親戚の子がいる方は,たとえ数年でも子供を疎開をさせてあげることは大事だと考える。環境がもう少し整えば,うちでも受け入れたく思う。(サバイバル度は数段こちらが上だが,環境度は間違いなく上だ。だからお相手次第ではあるけど。)


http://vimeo.com/23141252

チェルノブイリから25年目になる 4/29の講演

小出氏 立派でした!

インターネットで中継見ましたよ!

5月23日 参院行政監視委員会 「原発事故と行政監視の在り方」に参考人として出席された,演説の小出裕章氏
 
 前半 ⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=GASMdrWqUOY
 後半 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=jygNyahW1UM&feature=player_embedded
----------------------
(前半部分) 国の高速増殖炉計画は、10年経過するごとに目標が20年先送りされている。これでは永遠に届かない。

 「もんじゅ」だけですでに1兆円以上の金を捨ててしまった。誰も一切、責任を取らない。現在の裁判制度では1億円の詐欺をしたら1年実刑になるんだそうです。では1兆円の詐欺をしたら何年の実刑を食らわなければならないか?1万年です。

 (後半部分)ヒロシマのウランは800グラム。みなさんが手で持てる、それぐらいの量で広島の街は壊滅したのです。ひとつの原子力発電所が1年動くたびに1トンのウランを燃やす――それほどのことをやっている。つまり、それだけの核分裂生成物という放射性物質を作り出しながら、(発電を)やっているということになります。

 日本国が倒産しても贖い切れない被害が出るのだろうと、私は思っています……ほんとうに賠償する気なら。

 ガンディーが「7つの社会的罪」ということを言っていて、彼のお墓に碑文でのこっているのだそうです。いちばん始めは「理念なき政治」です。この場にお集まりの方々は政治活動に携わっている方ですので、十分にこの言葉を噛み締めていただきたい。「労働なき富」「良心なき快楽」「人格なき知識」「道徳なき商業」……これはたぶん東京電力をはじめとする電力会社に、私はあてはまると思う。そして「人間性なき科学」……これは私を含めた、いわゆるアカデミズムの世界がこれまで電子力にまるごと加担してきたということを、私はこれで問いたいと思います。最後は「献身なき崇拝」……宗教をお持ちの方はこの言葉を噛み締めていただきたいと思います。
---------------
 孫 正義氏も参考人としてこの時出られました。小出氏のことを「小出先生」と呼ばれていました。新しい時代の幕開けを感じました。

緊急お知らせ 28(土)NHK教育TV必見

以前にもこのブログで,ちょっとだけ紹介した人達のこと
その出所となった番組が再放送される。
  
   5月28日(土)午後3時(再)

「ネットワークでつくる放射能汚染地図」
 ~福島原発事故から2か月~

報道規制があり,今なお根強く,こういう番組が果たして再度
放送なるか不安だ。

これまでの政府や東電、保安院などの発表をくつがえす衝撃の内容。

内容は放射線衛生学を専門とする研究者の木村真三さんが、事故後から研究者仲間と独自に
福島県の調査をした様子を追ったドキュメンタリーだ。

木村さんは、かつて「放射線医学総合研究所」に勤務し、東海村JCO臨界事故の調査を手がけ、その後、「厚生労働省の研究所」に移ってからは、自主的にチェルノブイリの調査を続けてきた。広島にゆかりのある生い立ちもある。

今回の事故の直後、木村さんが福島県の調査を始めようとしたところ、研究所の幹部から自発的な調
査をしないようにと止められた。木村さは、今こそ、これまでの調査結果、研究結果を生かす時だと
思ったのに、何のために今まで研究してきたのか分からない。
木村さんは悩んだけど、3歳6ヶ月になる自分の娘を見て、「子供たちを救わなければ」と,
厚生労働省の研究所に辞表を提出して、独自に調査を開始した。


おまけ ↓
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米国が東北新幹線の被ばく量や健康基準を超過した駅名を公表

福島駅は44μR/hr、郡山駅は52μR/hr、新白河駅は40μR/hr、那須塩原駅は46μR/hrで基準を
上回った。
(単位はマイクロレム/時)。また、東北新幹線で東京仙台間を片道乗車すると0.4μSV被ばくすること
が判った。
( 1 Sv = 100 R = 100,000 mR 10μSv =1mR 0.01μSv=1μR )
http://2.bp.blogspot.com/-lCl4BfqVepo/TdOwNvFoCXI/AAAAAAA...

米国エネルギー省は32μR/hr(0.32μSv/hr)未満であれば健康リスクは無いとしている。
http://3.bp.blogspot.com/-S5kePuMQC2E/TdO6wV1M1oI/AAAAAAA...
しかし、福島県では32μR/hr(0.32μSv/hr)を満たす地域は少なく、100μR/hr(1μSv/hr)
を超える汚染が広がっている。

http://4.bp.blogspot.com/-3ID0Fr1YNx4/TcaN9yR1sRI/AAAAAAA...
米国は原発から80キロ離れるように推奨している

今回の日米合同調査の結果によれば、少なくとも福島、郡山、新白河、那須塩原は健康リスク基準
(0.32μSv/hr)を 満たすことが出来なかった。そして駅の外ではもっと高値になるという。

文部科学省は今回の調査結果も公表していない。

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おまけ

孫 正義氏の 脱原発宣言会見。自然エネルギー財団設立も。
さっき見たツィッターでは,

「明日5/23(月)13時〜参議院行政監視委員会でエネルギーのあり方について発言してきます。」
中継(PC) http://bit.ly/lCQnKE

1か月前までは原発について何も考えていなかったという。すごい行動力です。ソフトバンクについては,いろいろ販売方法などで,強引なことやなんか噂があったけど,こういう人はいったん方向を変えるとすごいエネルギーを発揮するんだろうなあ。と思ってしまいます。
 

おまけ2 ネットワークで放射線地図をつくってきた人達

 チェルノブイリ以上という数値を早くからとらえている人達がいた…

 15分の動画です
 ↓
 放射線
放射線

原発の解体

 たった19分の動画です。

 原発の解体 

 ↓
原発の解体


 映像の最後の部分は日本です。日常の業務として廃棄物処理を終え,防御服の下からあらわれたのは,青年でした。

 世界中が原発の建築,解体を巡って,同じように苦悩しています。

 この表紙の画像は20年ぶりに,原発建設をはじめることになり,候補地に挙がった,あるイギリスの寒村の集会所です。この集会所での会話もでてきます。電力会社,政治家もどこかと全く同じですね。
今,原発をつくりまくっている中国も出てきます。 

 

ようやくまともな人が出てきた

29日21時発の毎日新聞によると以下のようだ20110430k0000m040099000p_size5.jpg


福島第1原発:内閣官房参与、抗議の辞任

辞任会見で、涙ぐみ絶句する小佐古敏荘氏=衆院第1議員会館で2011年4月29日午後6時15分、塩入正夫撮影 内閣官房参与の小佐古敏荘(こさこ・としそう)・東京大教授(放射線安全学)は29日、菅直人首相あての辞表を首相官邸に出した。小佐古氏は国会内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の政府対応を「場当たり的」と批判。特に小中学校の屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトを基準に決めたことに「容認すれば私の学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない」と異論を唱えた。同氏は東日本大震災発生後の3月16日に任命された。

 小佐古氏は、学校の放射線基準を年間1ミリシーベルトとするよう主張したのに採用されなかったことを明かし、「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は原子力発電所の放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と主張した。

 小佐古氏はまた、政府の原子力防災指針で「緊急事態の発生直後から速やかに開始されるべきもの」とされた「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」による影響予測がすぐに運用・公表されなかったことなどを指摘。「法律を軽視してその場限りの対応を行い、事態収束を遅らせている」と述べた。

 記者会見には民主党の空本誠喜衆院議員が同席、「同僚議員に20ミリシーベルトは間違いと伝えて輪を広げ、正しい方向に持っていきたい」と語った。空本氏は小沢一郎元代表のグループに所属する一方、大震災発生後は小佐古氏と協力して原発対応の提言を首相官邸に行ってきた。菅首相は大震災発生後、原子力の専門家を中心に内閣官房参与を6人増やしている。【吉永康朗】

原発問題 (空から降る毒問題は 無農薬農家にとり関係大ありだ!)

 命にかかわることは本能で感じるものだ。犬でもわかる。みんな命への感度が低すぎる。

 政府は混乱や反乱がおきないように当面を収めればいいと考えている。被害地域の拡大や事態の深刻さを認めれば,政府も大企業も両者からお金を受け取ってきた御用学者もそれぞれの立場が危うくなる。日本,嫌世界が吹っ飛ぶ位事態は重大なのに。そもそも「他人の命」よりも「自分のお金」を優先させる人間が多くなりすぎたのだ。世も末なのだ。

 一般の人は「安心」の「言葉」と当座の食べ物やお金をくれる人,同じ動きをする人の多さを優先する。両者の意思がそろって,世の中というものは動いて行くらしい。

 おばかな芸人のTVを見て,おばかなキャスターの論評を真似,口をあけて笑い,明日も今日と同じ日が来ると信じ生きて行くのだ。

 うちだって避難者ぐらいいつだって受け入れることはできる。でも虐待と言われかねない…
私達は3年も避難者のような生活を続けている。自分で望んだ結果で,誰にも文句を言えない。はやくプレハブを作ってくれとも言えない。
 豊かな生活の後,キャンプ生活さながらの生活を熟年になってからするのはすごい経験だ。今年に入ってようやく快適なキッチンを完成させた。雨が降っても,餅もつけるし,味噌もつくれる。食事は二食。ほぼ菜食。避難してきた人も逃げるだろう。

 私なら,そもそもはじめに原発が我が町に来たら(さんざん反対運動をやった末に)そこから離れただろう。すでに東京から九州に逃げた知人がいる。その人は外国に行くことも視野においている。若かったら私もそうしただろう。

 かわいそうに。みんな自分のしていることがわかっていないだけなのだ!
 
 


放射線量マップ 

福島の小学校の放射線レベル 他
 ↓

 http://atmc.jp/school/

 保安院が言っているよりも,細かく条件を変えながら測っている人,団体が世の中にはたくさんいます。
 地上1cm高さと1m高さの2箇所で測定しています。
 
 ジャーナリストで,今日も放射線カウンターを持って原発周辺を映している人がいます。
 
 命を張って現場から撮ってきた写真で埋め尽くされた月刊誌を私は購入しています。
 
 政府の言葉,数字とはあまりにかけ離れていて,なぜこうも違うのかをいつも考えさせられます。

 子供達をこのままにしていてよいとする大人達には今回だけでも見てもらいたいと思います。
  
 

日本政府は狂ってるとしか言いようがない

 原発の事態の深刻さが隠せなくなるに従って,原発労働者の被爆基準値を上げ,子供の最高被爆量まで上げだした。時に子供については看過できない。緊急署名↓

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1019

 過去の原発労働者の中で労災認定を受けた被爆労働者にも迫る数値が,今すぐに影響が出る数値とは言えないとされる数値とされてしまった。これはもう狂ってるとしか言えない。


 原発労働者の事情も各サイト↓や書物や他にもたくさんある。勉強し声をあげていきましょう。


  http://www.cnic.jp/modules/smartsection/item.php?itemid=128

  http://oeda.gooside.com/teigen/hibaku.htm 

 

生き延びて

 若い人達や子供を連れて逃げることは恥ずかしいことでもなく,周りの人を見捨てることでもない。

「命」に関する感受性が高く,理性を働かせれば今の事態は逃げ出すのが普通だ。後始末をしなければならない人(原因をつくった張本人),後始末ができる能力のある人はそれを死ぬ気でやるしかない。

 動いたからといって,どこまで行っても,地縁血縁社会の日本。一たび生まれた故郷を後にした者は他所で定着して暮しても「よそもん」と呼ばれる。前の借農地の地域では,元々その土地の生まれではない人を「旅の人」と呼んでいた。一度都会に出て長年経て戻った人でも微妙に別扱いが見え隠れしている。東京の六本木に住む知人女性が,地域の小学校のPTAの役員をしていることを自慢しつつ,「どこの馬のホネともわからない人に役員は任せられない」と言い放ったのを聞いて,驚いたことがあった。都心の権力やお金の動きで,目まぐるしく人の移り変わる街でもこのような発言があった。どこまで行っても日本人には「小さな村社会」の血が流れているようだ。

 そんな中でも「よそもの」に対しても変わらぬ態度で接してくれる人が必ずいる。人として共感でき,好きになる人もできる。新しい地で親しくなった人は嬉しい宝だ。

 人は一人では生きられないから,そういった人に支えてもらいながら,新しい人生を力強く生きて欲しいと願う。

 人が動かないからと一緒にいるのは安心のようだが,実際にそういう心理を書いた本もある。たくさんいるから安心だと考える人が圧倒的に多いと。周りに火が迫っているのにこんなに人がいるのだからと動かないと。

 歴史の中で大量死が幾度もあって,そんな非常事態に自分の「命」の声に耳を傾け,動いた少数の人のおかげで人類もなんとか命を繋げてきたのだろう。

 原発問題はこんなことを考え書いてしまうほど,私の中では重く,大きい。

原発問題が正しく報道されない訳 2

 原発大国のフランス人が日本の国のことを言える立場かどうかは別にして,日本の事情をよく調べて書いているなあ。感心している場合じゃないのだけど,以下引用で。

 (3月26日 23時45分(日本時間27日7時45分)仏日刊紙ル・モンド(26、27日版紙面で福島原発の状況と東京電力に関する特集記事を掲載している。)
「日本人は原子力災害を意識し始めているものの、未だ事故の重大性には気づいていないようだ」と冒頭で同紙の東京特派員は語る。特派員によれば、「新聞、民放テレビ局、インターネットのブログなどで語られる原子力専門家の話を聞いていると、この一連の悲劇の背景に「原子力業界のロビー活動」が見え隠れしている」という。

 日本の「原子力ロビー」
 この「原子力ロビー」には原子力事業を総括する経済産業省と同省の管轄である原子力安全・保安院、電力各社、電気事業連合会(電事連)、そして発電所を建設する東芝や日立といった産業界の大企業が関与し、「非常に大きな資産と影響力」を誇っているという。また、原子力関連の官庁からの天下り社員が送られることにより、完全な「情報統制」を行うだけでなく、出版やテレビ局を通じて大規模な広告キャンペーンを繰り広げ「原子力は100%安全である」という神話を築いて来た。さらに、現在の与党民主党は原子力エネルギー業界出身の組合員が多い労働組合「連合」を支持層にしているため、2009年の政権交代後もこの状況に変化はなかった。同紙は、「この行政、監督官庁、原発建設企業そして電力会社間の緊密な関係が原発反対派を黙殺し、さらに原子力に関するあらゆる疑問を回避してきた」と指摘。電力各社は「1970年代以降から度重なる原発事象を隠蔽、改ざんし続けて来た。当時最も批判が集中したのは東京電力である」と付け加える。

 安全よりもコスト削減
 ル・モンド紙は未確認の情報とした上で、「電力各社は長期的な原発の安全性よりも短期の利益勘定を優先し、世界で最も地震と津波が多い日本国土の危険性を考慮していない」という東電元社員の証言を紹介。福島原発は1956年に発生したチリ地震をモデルにして5,5メートルまでの波にしか耐えられるように設計されていなかったたため、地震発生時原子炉は自動停止したものの、冷却システムは津波の影響で完全に機能を失ってしまった。東京新聞では福島原発の建設に関わった当時の東芝の技師が「設計時の耐震基準が低すぎた」と告白している。
 経済産業省は「この危機が落ち着いた段階で東京電力の処遇を決める」としているが、「それまでの間、一体何人の被害者が出るのだろうか?」と同紙は問う。

 「日本が直面しているのは自然災害ではなく、人的災害である」という東芝元社員の証言、「福島原発は異常事象と作業員の被曝が日本で最も多い発電所」という共産党吉井英勝議員の告発、さらに原発保全作業は下請会社の経験乏しい作業員が行い、今現在大災害の現場で戦っているのもその作業員達である事実も判明している。事故後の対応の遅さに加え、地震と津波が発生してから2日間、周辺住民への被害よりも設備の保全を優先させていた経緯も厳しい批判を受けて当然だ。実際、地震の際に福島原発に派遣されていたフランス原子力企業アレバ社の8名は危険性をすぐに察知して真っ先に退避している。

過信した大企業 東京電力

 今日3月26日は東京電力が福島原発1号機の操業を開始して丁度40周年を迎える。
原子力エネルギーに着手して40年目の今日、東京電力は重大な原子力災害を引き起こす直前の状態にまで追いつめられている。さらに、事故後の対応が批判に晒されているにも拘らず、ガス価格の値上げを理由に4月の電気料金を値上げすることを発表。事故発生から29時間後に行われた記者会見以降公式の場に姿を現さない清水正孝社長にも批判が集中している。
 東京電力は従業員3万8千人と(2009年度)売上げ5兆円と1337億円の純利益を誇る世界4位の大電力企業である。
「原子力安全・保安院と経産省を始めとする原子力推進ロビーに支えられ「奢り高ぶった」企業の体質が、原発内の事象や技術報告の隠蔽を生み出した温床ではないか」と同紙は問う。

 以上引用おわり  

原発問題が正しく報道されない訳

 高円寺で「原発は要らない!」のデモに15000人以上も集まった。ネットではこういったニュースの動画も見られる。

 一般の新聞,TVは偏向がどんどんひどくなっている。こういったものをほとんどニュースにしていない。

 日経新聞は財界の本音がよくわかるぶん幾分マシ。→「東芝の佐々木則夫社長は14日、日本経済新聞などのインタビューに応じ「2015年度に原子力事業の売上高を1兆円にする目標が遅れる可能性がある」と述べ、原発事業の中期計画見直しを示唆した。福島第1原子力発電所の事故で世界的に原発計画の見直しが進む可能性がある。しかし、エネルギー消費が膨らむ新興国の導入機運は根強い。「長期的には原発の必要性は変わらない」として経営の柱とする戦略は変えない考えを示した。」
 
 ↑15年度までに39基の注文がきていて,どこからもキャンセルがきていないとのことで強気なのだ。


マスコミが色々書けない訳は↓


●NHK
経営問題委員 平岩外四 東京電力会長
 解説委員   緒方彰  原産会議理事
放送番組向上委員 十返千鶴子 原子力文化振興財団理事
理事・放送総局長 田中武志 原子力文化振興財団理事
●日本テレビ
読売新聞社主 正力松太郎 原子力委員会委員長
●TBS
毎日新聞設立発起人 芦原義重 関西電力会長
●フジ
産経新聞社長 稲葉秀三 原産会議常任理事
●テレビ朝日
朝日新聞社長 渡辺誠毅 原産会議理事
論説主幹  岸田純之助 原子力委員会参与
●テレビ東京
日本経済新聞社長 円城寺次郎 原産会議副会長
テレビ東京取締役 駒井健一郎 核物質管理センター会長
テレビ大阪重役  小林庄一郎 関西電力会長
東海テレビ重役  田中精一  中部電力社長

 今の福島県知事は福島に原発推進を押し進めてきた民主党の渡部恒三の甥で,(今更だけど,自民党議員の多数の政治家達があちこちで利権がらみで原発政策を押し進めてきた)本来東電に抗議を言える立場の人ではない。自分への抗議の刃が向かないように見せかけているように見える。

 私がもっと若かったら子供を連れて関西やもっと南に逃げている。自分を含む「命」に関する感度が低過ぎる。
 命の感度が低いということは早死にの道を進むということ。アホな国民,地球の民はこれからも不確かは情報に翻弄されて,自分を失っていくのだろう。子や孫,地球を思い,毎日毎日夜になると泣いている。(昼は仕事で忙しいのだ… 自分の作った野菜は放射能があっても食べる。もう年だし何でもエエ…)
 

バランスを目指して

 誤解を招きっぱなしというわけにはいかない。田舎暮らしという選択をしてから10数年になる。が,現代生活の恩恵を大まかなところでは背にできても,できていないことは山ほどある。
 たとえばパソコンひとつとっても。1年半前にこれで最後と言いつつ,vista businessモデルを購入した。9台目のPC。もはやこれも最後にはならないだろう。
 30年近くつきあってきた,パソコンありの生活は暮らしの隅々にまで深く入り込んでいる。作文,写真管理,ニュース,銀行振込,税事務,通販,オークション,友とのメール,ざっとこれだけはすぐ上がってしまう。
 これらを手放せば,私の田舎暮らしは原始生活に転落してしまう。
 IT産業や工業製品を作る仕事,それを回す仕事に関わってくれる人達の存在があって,私の豊かなPC生活がある。
 百姓生活についていえば自分の体がどれだけダメージを受けるかを考えなくもなかった。が,11年目の時を経てわかったのは,自分の体は思っていたほど頑丈にはできていなかった…。
 今や1時間以上作業をするときは人知れず首,腰,膝にコルセットをつける。以前は一日7時間草取りをやっていたこともある。 鍬一つで20mの畝づくり4本連続作りを威張ったこともある…
 昔の人とは体のできが違うようだ。10才以上年上の夫も,その辺の年よりも私よりもずっと頑健な人が多い。
 江戸時代の飛脚の走行時間や距離を調べた人が,オリンピック選手以上の身体能力を持っていた人がゴロゴロいたようだと言う。
 ヨーガを毎日最低1時間半やれば,一日のあらゆる疲れはすべてリセットできると思っていた。私には大きな武器があると…
 激しい労働をしてきた農婦は必ずや腰が曲がる。「農婦の腰は曲がる」ことを自分の身としてはなかなか容認できない 
 思いと言葉や行動のバランスをとることは容易なことではない。
 どこかの学者がほとんど錠剤だけで生きているのをTVで見たことがある。仕事机のかたわらの盆に山盛りの錠剤を載せていた。仕事がはかどる「合理的という理由」で。
 「原発」は人として,理性,感性のバランスのとれた人が選択するものだろうか。人はよく考えたないといけないし,私は,自ら,たとえ七転八倒しながらでも,バランスのとれた人間を目ざしたい。


ついに起きた 原発事故  私が考えること

 このたびの大地震の被害に合われた方々に心からお見舞い申し上げます。寒い地方でのこの時期の避難生活を思うと,雪国にくらしたことがある私には,大変さがひしひしと伝わります。
 
 日本列島どこにいても地震の被害は免れようがないことは,この年になるまでに随分学習させてもらいましたが,津波を伴っての被害がこれほどのものとは,遭遇するまでは誰にもわからなかったと思います。

 そして地震列島においての,この度の原発事故は起こるべくしておこったと私は思います。

 私は反原発の運動家達にある時期,引きずり込まれ,太陽電池をほとんど人が知らなかった時代に,自宅の屋根に500万円近くかけて太陽電池を取り付けました。

 平成3年に,当時私が建設業をしていた時,独立系の(12v)の太陽光発電システムを新築施工現場にプレゼントしたこともあります。

 石油エネルギーが残り少なく,しかも他のエネルギーがその頃(今も)望めなく,原発に向かわずを得ないこと。

 しかしながら,原発には「制御」という問題にあまりにも多くの懸念事項があることをその時代に学び,それまでにシティ派として,都会の生活を満喫していた自ら生活を省み,エネルギーをたくさん使う生活から,使わないで済む生活に心から変えたいと思ったのです。

 田舎暮らしは20年前からのヨーガの延長線上でもあったけど,同じ時期に学んだ脱原発が根底にあったことは紛れない事実です。

電気をたくさん使う生活をしている限り,今の時代,原発は必要という結論になるのでしょう。

 ひとたび暴れ出したら,制御は困難を極める。

 偉い人は遠くに避難しながら,一定レベルの被ばくカウントまで下請けのそのまた下請けの人足を使い捨てながら,成り立つ発電。そんなものに,果たして「誰もが平等に人間らしく生きられる」未来を委ねるべきものだろうか。

 原発に賛成か反対かを一般人が聞かれたことはありません。命にかかわることが,聞かれないままに,日本全国いたるところ50を越える原発がすでにできています。利権や政治家,御用学者の癒着,もの言わぬ人々はこの先も翻弄されるばかりでしょう。地震列島の日本,逃げ場はないのです。

 
 

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 米づくりやめたきっかけ
 猿30匹による襲撃時の監視カメラ
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(2016年10月より主にニンニク栽培に転向)
 
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