心がささくれだつような思いで 記事を書いている
私だって,もっとのどかで楽しい記事を書きたいのだ。
でも,去年の311より私は変わらざるを得なくなった…
毎日新聞が今日8/26の記事であの「山下教授」のすごいインタビュー記事を載せている。
クローズアップ2012:福島・子供の甲状腺検査 山下俊一・福島医大副学長(甲状腺検査責任者)の話 毎日新聞 2012年08月26日 東京朝刊
◇「親の声、謙虚に聞く」
福島医大で甲状腺20+件検査の責任者を務める山下俊一副学長に、課題を聞いた。
−−検査の目的は。
◆県民の健康増進のための医療サービスで、決して調査研究ではない。WHO(世界保健機関)の推計で、福島20+件住民の被ばく線量はどんなに高くても100ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の健康リスクは明らかには証明されていない、または非常に小さいというのが科学者の国際的合意だ。
−−県外でセカンドオピニオンを求める保護者が増えているが。
◆改善策を考えなければならない。医師の考え方とお母さんの立場にギャップがある。謙虚に声を聞き、信頼関係を築きたい。
−−放射線の影響をどう判断するのか。
◆小さながんも見つかるだろうが、甲状腺20+件がんは通常でも一定の頻度で発症する。結論の方向性が出るのは10年以上後になる。県民と我々が対立関係になってはいけない。日本という国が崩壊しないよう導きたい。チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ。
が,福島の「日本という国が崩壊しないように導きたい。(チェルノブイリ事故の)
ウクライナでは健康影響をめぐる訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ・・・」
↑
この最後の段で,それ以前のもっともらしい文言が,一気に信頼できないものに変わってしまった。この発言は政治家のものだ。まともな医師でないことがこれほどはっきりとあらわれた言葉は見逃すことができないのだ。科学者としてこの先も信頼できない。
でも,去年の311より私は変わらざるを得なくなった…
毎日新聞が今日8/26の記事であの「山下教授」のすごいインタビュー記事を載せている。
クローズアップ2012:福島・子供の甲状腺検査 山下俊一・福島医大副学長(甲状腺検査責任者)の話 毎日新聞 2012年08月26日 東京朝刊
◇「親の声、謙虚に聞く」
福島医大で甲状腺20+件検査の責任者を務める山下俊一副学長に、課題を聞いた。
−−検査の目的は。
◆県民の健康増進のための医療サービスで、決して調査研究ではない。WHO(世界保健機関)の推計で、福島20+件住民の被ばく線量はどんなに高くても100ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の健康リスクは明らかには証明されていない、または非常に小さいというのが科学者の国際的合意だ。
−−県外でセカンドオピニオンを求める保護者が増えているが。
◆改善策を考えなければならない。医師の考え方とお母さんの立場にギャップがある。謙虚に声を聞き、信頼関係を築きたい。
−−放射線の影響をどう判断するのか。
◆小さながんも見つかるだろうが、甲状腺20+件がんは通常でも一定の頻度で発症する。結論の方向性が出るのは10年以上後になる。県民と我々が対立関係になってはいけない。日本という国が崩壊しないよう導きたい。チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ。
が,福島の「日本という国が崩壊しないように導きたい。(チェルノブイリ事故の)
ウクライナでは健康影響をめぐる訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ・・・」
↑
この最後の段で,それ以前のもっともらしい文言が,一気に信頼できないものに変わってしまった。この発言は政治家のものだ。まともな医師でないことがこれほどはっきりとあらわれた言葉は見逃すことができないのだ。科学者としてこの先も信頼できない。